報告者：パアン事務所　須藤 宏

前回の活動報告では、中間試験の様子をご報告しました。

その後、最終試験を経て、2018年前期の訓練が無事に終了し、6月22日（金）に、建設科19名、電気科18名、自動車整備科30名、溶接科18名、合計85名の卒業式を、カレン州政府Myo Min Naung国境保安大臣、国境省ETD U Tin Maung Myint副局長など約50名の来賓をお迎えして盛大に開催しました。

これで、開校以来、本校の卒業生は600名となりました。

前期最終試験－自動車整備科実習試験の様子

前期卒業式

7月16日には、2018年後期プログラムの入学式を開催し、後期訓練が始まりました。

また、7月からは自動車整備科と溶接科に日本人専門家が着任し、インストラクター、国境省インストラクー候補生、訓練生への指導が始まりました。

同じく7月には、2017年後期卒業生の第2回目の就業モニタリングを実施しました。卒業生85名のうち、就業者は74名（うち学んだ技術で働くのは61名）という結果となりました（就業率85%）。

 

-----------------------

豪雨およびタルウィン河の氾濫により、7月下旬からパアンなどで洪水が発生しました。幸い本校の活動に大きな影響はありませんでしたが、パアンタウンシップなどで数千名の方が避難する被害となりました。現在は、市街地内の水位は少し下がっていますが、洪水は収束していません。タルウィン河の水位も洪水危険水位から1.2ｍ上にあり、油断ができない状況が続いています。

パアン洪水の様子【7月30日撮影】