住民参加のインフラ支援で
安心できる暮らしを
生活の基盤となる水や電気、そして学校や橋などの公的施設は暮らしを成り立たせるために必須です。BAJはミャンマーのみなさまが安心して住めるように地域開発の事業に取り組んでいます。
本事業の実施地域であるミャンマーラカイン州は、国内紛争状況により、現在活動ができていない状態となります。BAJは、現地の状況が好転すれば、活動を再開する姿勢でいます。
ミャンマー国内のなかでも辺境の貧しい地域であるラカイン州は、豪雨地帯でありマラリアや感染症などの多発地帯でもあります。水や電気も滞りがちで、道路や橋、学校などのインフラ整備が遅れています。BAJは、そんな辺境の地にあっても、住民が安心した暮らしができるよう生活の基盤を整えるべくインフラ整備含む地域開発に取り組みます。
主にラカイン州にて、生活基盤を整えるためのインフラ整備をおこなっています。
事業内容は状況によって変化しますが、いままで下記の内容に取り組んできました。
マウンドーで活動するUNHCRを中心に国際機関やNGOが使用する車両やボートを修理・整備してまいりました。2022年度には修理・メンテナンス回数465回、燃料のろ過作業25,533ガロン(ドラム缶586本分)と、多くの車両の整備やメンテナンスを行っております。
雨季には5,000ミリから6,000ミリの降雨に見舞われる豪雨地域であるため、生活には道路や橋が必須です。定住できる環境にするために地域の方と共に村への道路や橋の建設をおこない、サイクロンで損壊した学校校舎の再建や修復などインフラ整備を進めています。
ラカイン州では、インフラ整備の一環としてコミュニティーセンターなど公共施設建設、緊急でのシェルター建設などをおこなっています。
BAJはラカイン州北部でUNHCRと協力し、「支援ニーズ即応事業(QIP事業)」を実施しています。治安とコロナの状況は安定していますが、当局の許可が下りないため現地職員の移動が困難です。それでも、遠隔で道路や井戸の建設、貯水池の改修などを進めています。
高い技術力と充実した設備
UNHCRやNGOの輸送機器は定期的な整備が必要ですが、機材や高い技術が足りていません。現地で対応するためにBAJから整備士と溶接士を派遣しBAJならではの対応を行っています。
住民参加型の支援
BAJではインフラ整備の建設事業を、必ず「住民参加型」で、即ち、地域住民に座学と実地による技術訓練を実施しつつ、共に建設を進めていきます。技術習得後には次の雇用に繋がり、また地域のオーナーシップが高まるといった効果が期待できます。
マウンドー事務所 U Min Lwin
UNHCRや国際機関、公益機関の車両、モーターボート、発電機の整備・修理事業は地域開発に不可欠です。悪路で酷使される救急車やボートの修理を担当し、安全運行を支えています。整備士の技術向上も図っており、ヤンゴンでの研修を計画中です。この事業は地域のインフラ維持と生活の質向上に貢献しています。
本事業は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)資金
および皆さまからのご支援により実施しています。
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