報告者:フエ事務所 Cam
9月に、4月の海岸でのごみ拾い、5月のプラスチックごみがどの国から来たのか考察した授業に引き続いて、フエ・ラムモンクァン中学校で、今度はプラスチックごみの水や食塩水、エタノールに対する比重の違いを利用して、プラスチックの材質を分析する実験を行いました。
今回のごみの材質を分析する方法も、昨年12月にBAJのベトナム人スタッフが来日した時に、駒場東邦中学高校を見学した際に学んだものです。
スタッフによる実験の手順の説明を、生徒たちは熱心に聞いています。
プラスチックは種類ごとに密度が異なるため、図のように液体に浮くか沈むかで分類することができます。
自分たちで実験してみます。
○実験のプロセス○
水に浮く → 50%エタノールに浮く→ PP
50%エタノールに沈む→ PE
水に沈む → 食塩水に浮く → PS
食塩水に沈む → PET
→ PVC
注意深くピンセットで試料をつかんでビーカーに入れる様子。
分析した結果をシートに書いていきます。
どのような製品がどの種類のプラスチックが使われるのかを学びました。
生徒たちの感想です。
「今日の授業はとても楽しくて面白かったです。授業を通して私やクラスメートはプラスチックの種類を見分ける方法を知ることができ、生活に役立つ知識を増やすことができました。また、水、飽和食塩水、50%エタノールを使った実験のように、とても興味深い体験もできました。それぞれのプラスチックの比重を理解して、溶液を使って区別できることも学びました。本当にたくさんのことを学べて嬉しいです」
「今日はじめて環境教育の授業に参加して、マイクロプラスチックについて学びました。以前、朝礼で先生からマイクロプラスチックの話を聞いたことがありましたが、今日はさらに深く知ることができ、とても面白かったです。これらのプラスチックは日常生活でよく使われているものだと分かりました。また、水、飽和食塩水、50%エタノールを使ってマイクロプラスチックを分類する方法を学ぶこともできました。次の授業でももっと面白いことを学べるのを楽しみにしています」
●この活動は、りそなアジア・オセアニア財団、経団連自然保護基金、輝けアジアの子ども基金 のご支援や皆さまからのご寄付によって行われています。
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