この桟橋がかかったことでシトウェーマウンドー間の第2のルートが確保され、物流のかなめとしてマウンドーの発展のきっかけになることを見込んでいましたが、まさにその通りになりました。
昨今のラカイン問題で援助関係者がマウンドーに向かう時に、乾季はこのルートが主ルートになっているとも聞きます。
道路整備もかなりすすみ、あと半分、この乾季で舗装された道路がマウンドーまでつながるそうです。
そうなったら、アングモーマウンドー間は車両で2時間たらずで到着できることになります。
ミャンマーは乾季にはいり、ここラカイン州でも快晴が続きとても気持ちの良い天気が続きます。
土と木と草の匂いがまじり美しい景色を見ていると平和そのもので、本当にここでそんなにひどい事件が起こったのだろうかとさえ思えます。
今回の出張では、2017年8月の事件後、1年以上が経過した現地を視察しましたが、傷跡は癒えていないことを実感しました。
なにより、寂しかったは、一緒に長く働いてきた同僚たちの多くがバングラディシュに流出し会えなかったことです。
いつの日か再会できることを期待し、今いる同僚たちと活動を継続していきたいと意を新たにしました。