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2018.01.26 活動報告

タンリン地域小学校校舎建設事業報告:ミャンマー

報告者:ヤンゴン事務所 森

 

ミャンマー進出している日系企業のCSR事業として熊谷組さんと小学校校舎建設事業に取り組んでいます。
2校目になる学校は、ヤンゴン郊外のタンリン地域にあります。
その中の取り組みとして、2つユニークな取り組みをご紹介したいと思います。
 

まず1つ目は、壁画イベント

学校敷地内のトイレの前の壁がトタンでたっているのですが、ぼろぼろです。
熊谷組のご担当の方から「きれいな壁にして壁画を子どもたちに書いてもらったらいいよね。」と発案があり実現しました。

 

ミャンマー人で子供たち向けの絵画教室を主宰しながら、展示会用の作品を描いている美人アーティストのサポートを得て実現することができました。

先生たちとの打ち合わせ、お絵かきが上手な子供の選抜、美人アーティストと下絵作りなど、準備を重ね、壁画イベント当日を迎えました。
ここまでは、熊谷組のヤンゴン事務所の方にご対応いただきました。

作業前

BAJでは、熊谷組担当者の方が日本からいらっしゃる壁画イベント当日までに、トイレ前の壁のレンガ・モルタルぬり、乾燥させて、下地コーティングのペンキ塗りを終了させることに集中しました。

全校生徒集合

当日は、全校生徒が見守る中、選抜された男女8人の子どもたちが思い思いの色のペンキ塗りを開始。

BAJエンジニア(派手なシャツを着ています)
派手なシャツを着た異色のおじさんはBAJのシニアエンジニアです。

横で学校建設の施工管理していたもののこちらのイベントが気になって参加しているではありませんか。

日本で出稼ぎをしていた時は、塗料塗りも経験したそうで、子どもたちに刷毛の使い方を熱心に教える一幕も。
 
絵描きさんも一緒に

子どもたちの下絵は、空には雲、虹、鳥、蝶々が、庭にはお花、家、木、人間が、海には魚、タコ、亀、海藻、蟹、人魚などが描かれていて眺めているだけで楽しい気分になれる壁画になりました。

壁画完成

2つ目のユニークな取り組みは、インターネットを使用したモニタリングシステムの導入です。

太陽光を利用して定期的に現場の写真撮影がされていて、どこからでもモニタリングできるシステムが導入されています。

モニタリングシステム画面

熊谷組さまとのCSRは、熊谷組さまが本業でのお仕事受注に至ると社会貢献事業として学校校舎を寄贈する仕組みです。

本業でどんどんお仕事受注して、少しでも多くの子どもたちの教室が十分な広さと安全を兼ね備えられていくことを願っています。

●タンリン地域小学校建設事業は、株式会社熊谷組さまからのご支援で行っています。

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