こんにちは、事務局長の新石です。
BAJでは、10月12日以降数回にわたる台風の襲来によって特にベトナム中部に生じた大きな浸水被害の支援を行うために、BAJの活動拠点であるフエ市に対する ベトナム・フエ市浸水被害緊急募金 を行なっています。
11月20日に、皆さまからのご寄付によって実現した支援活動の進捗報告として、フエの小中学校の中でも被害の大きかったファムクァンアイ中学校に、防災ライフジャケット、小型発電機、予備の参考書や教科書などの本を寄贈したことをお伝えしました。(→こちらから)
本記事では、ファムクァンアイ中学校でBAJがこれまでに行ってきた環境教育を11月26日に再開することができたので、その内容をお伝えします。
11月26日、ファムクァンアイ中学校の6年生(*)26人に対して、乾燥した葉を用いて絵を描く授業を行いました。
(*)ベトナムは、日本とは異なり、小学校が5年間(1年生から5年生)、中学校が4年間(6年生~9年生)の教育年数です。
今回の環境授業は、子どもたちが乾燥した葉、乾燥した茎など自然から来るものを利用する感覚を持ち、そのことを愛する気持ちを育んでもらうことが主な目的ですが、それ以外にも子どもたちのチームワーク力を養ったり、アートワークに対する子どもたちの才能を見出してもらうことも目的としました。
今回参加してくれた子どもたちからは、以下のような感想が寄せられました。
「私たちは、環境を保護するために乾燥した葉を利用することができることに気づきました。私たちが天然資源について知る機会にもなりました。次の授業からもより有益な経験を得たいです。このような興味深い授業に参加させてくれたBAJに感謝します。」
「今、とても幸せです。乾燥した葉が美しい絵になることを学びました。次の環境についての授業も楽しみにしています。とてもユニークで興味深い授業を提供してくれたBAJに感謝します。」
「この授業はとても楽しかったです。環境保護にも役立つと思いました。葉や花を大切することを学びました。とても親切で良い授業をしてくれたBAJに感謝します。どうもありがとうございます。」