報告者:フエ事務所 Cam
3月19日、駒場東邦中学高等学校とフエのラムモンクァン中学校がオンライン発表交流会を行いました。
今年2月、フエの小中学校で私たちはマイクロプラスチックに関する塩を使った実験授業を行いました。この実験をきっかけにして生徒たちのマイクロプラスチックの関心が高まりました。元々この実験授業は、昨年12月に駒場東邦中学高校を見学させていただいたときに教えていただいた内容をベトナム流にアレンジしたものです。そこで、オリジナルである駒場東邦中学校の皆さまと同じテーマで発表交流会をすることになりました。
両学校はそれぞれが実験や研究を通して学んだ事柄をまとめ、プレゼンテーションを作りました。本交流会の狙いとしては、それぞれの考え方や気持ちをシェアし、文化交流を行い、さらには、ディスカッションや各校の質疑応答を通して駒場東邦の生徒からの新たな視点を得ることで両者に刺激を与えることでした。
それでは、オンライン交流会の中身を見てみましょう👀
下記写真:まず会の始まりではベトナムの生徒たちが衣装をまとい、Ho Doi Dapと呼ばれる伝統的踊りを披露しました。
駒場東邦の生徒が海洋汚染に関する発表をしています。
そして、フエの学生もプレゼンテーション行いました。
プレゼン後は、お互いのプレゼンテーションをうけ、活発な質疑応答が展開されました。
下の写真はフエの学生が駒場東邦の生徒の質問に答えている様子です。
フエの校長先生は、両校のパートナーシップに対する自らの抱負と、2026年に向けても駒場東邦の生徒と交流を続けていきたい趣旨を語りました。
これにてオンライン交流会が終わりました。
以下は生徒たちの感想です。皆さんそれぞれが良い刺激を受けていました。
「今日の授業はとても有意義で、特に微小プラスチック問題について多くの新しい知識を得ることができました。深海環境への微小プラスチックの影響について学び、私たちがまだその全貌を把握していないことや、現時点で深海のプラスチック廃棄物を取り除く解決策がないことに驚きました。また、駒場東邦の学生たちとの意見交換を通じて、環境問題への関心や理解が深まり、実際にプラスチック使用を減らす方法について具体的なアプローチを学びました。」
「新しいテーマを学びながら、実践的な解決策を探ることができたことに大変感謝しています。また、今回の授業を通じて、私たちがまだ知らないことが多く、さらなる学びが必要であると感じました。将来、もっと実践的な活動や手を動かすような体験型の学びがあれば、さらに興味を持って参加できると思います。」
「BAJのサポーターやスタッフ、そして教師陣に感謝し、今後もこうした学びの機会が続くことを願っています。次回の授業では、微小プラスチックの分類方法や、より具体的な解決策について学ぶことを楽しみにしています。」
両方の生徒たちは国際交流を通して、マイクロプラスチック問題について理解を深められており有意義な時間だったそうです。またこのような交流の機会があるとよいですね。
【東京事務所からの注記】
駒場東邦中学高校のホームページにも同活動のラムモンクァン中学校(ベトナム、フエ)との発表交流会の記事が記載されています。こちらの記事もぜひご覧ください。
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