報告者:フエ事務所 Cam
2月、フエの小中学校で、マイクロプラスチックについての環境教育授業を行いました。
昨年12月に来日した時の駒場東邦中学高校での授業見学で、ベトナムのBAJスタッフはマイクロプラスチックに関する実験授業を視察しました。このテーマは、非常に興味深く、有益だと感じたので、ベトナムに帰国して、フエの小学校と中学校の生徒たちに、マイクロプラスチックについての環境教育を行いました。
生徒たちは、マイクロプラスチックの発生原因、健康への影響などを学びました。そして、身の回りにいかにたくさんのマイクロプラスチックがあるかを知りました。例えば、日常生活に必要な食塩にも多くのマイクロプラスチックが含まれています。そこで実際に、塩を溶かした水にLEDライトをあてることによって塩水中のマイクロプラスチックの量を観察する実験をしました。(日本で視察したプラスチックごみの分割実験については後日実施予定です)
以下順に見てみましょう。
写真:先生が塩水中のマイクロプラスチックを観察するための実験方法を説明しています。
生徒たちが水筒に塩を入れます。
水筒を振って塩を溶かします。
塩が溶けた水筒にLEDライトをあてて、塩水中のマイクロプラスチック粒子の量を観察します。
観察した塩水中のマイクロプラスチックの量をノートに記入します。
生徒たちが実験結果を見せ合いました。
生徒たちの感想です
「今日の授業は有意義で、多くのことを学ぶことができました。マイクロプラスチックが環境、日常生活、そして人間の健康に及ぼす影響を理解することができました。プラスチックの使用を減らして環境に優しい素材に置き換える必要があると実感しました。今日のような興味深い授業を提供してくださったBAJサポーターの皆様に心から感謝いたします。」
「今日の授業はとても楽しかったです。マイクロプラスチックが日常生活のいたるところにあることに驚きました。マイクロプラスチックは人体の健康に影響を与えるため、深刻な問題だと実感しました。BAJの支援者の皆様には心から感謝いたします。」
「今日のレッスンはとても有意義で、ためになる内容でした。マイクロプラスチックとは何か、どこから来るのか、そしてその影響について学びました。BAJの支援者の皆様のご支援に心より感謝申し上げます。」
生徒たちは、マイクロプラスチックについて学ぶのは今回が初めてでした。生徒たちは、塩水中の粒子が、彼らが思っていた塩の結晶ではなく、実際にはマイクロプラスチックであることに非常に驚いていました。
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