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2018.02.14 活動報告

Book&Toy事業モニタリング報告:ミャンマー

報告者:ヤンゴン事務所 塩野目

開始から2年を迎えたBook&Toyプロジェクト

先日、過去に寄贈した学校のその後の聞き取りを実施しました。

一部は、現在公開中のクラウドファンディングサイトWonderFLYでも紹介させていただきましたが、他の学校のその後についてもこちらでレポートしたいと思います。

こちらは、ラカイン州のチャウェタエ村にある小学校です。
BAJがミニライブラリーを寄贈したのは、2016年の10月(寄贈時の様子)。

寄贈から1年3か月経った先月、先生にその後を聞き取りしました。

 

Q:子どもたちはミニライブラリーの図書を読んでいますか?

A:はい、毎日30分間読書の時間を設けていますが、時間になると子どもたちがミニライブラリーに集まってきます。

 

Q:ミニライブラリーの本は持ち帰ることを許可していますか?

A:はい、私たちの学校では、週末だけ、家に持ち帰って読書することを許可しています。


Q:子どもたちの読書への関心を高めるために何か工夫していますか?

A:クラスで絵本の読み聞かせをしたり、有名なミャンマー人の伝記を読んであげたりしています。


次に、こちらはマンダレー管区チャウパダウン郡のタウンラ小学校です。
BAJがミニライブラリーを寄贈したのは2017年の7寄贈時の様子)

Q:子どもたちにはどんな図書が人気ですか?

A:アウンサン将軍の伝記や、物語が人気があります。

 

Q:ミニライブラリーの図書は、その後増えていますか?

A:はい、英語の辞書や有名な僧侶のお話、絵本など、学校で新たに蔵書を追加しました。

 


今回聞き取りをした5校の小学校全てが、寄贈後に自分たちで蔵書を追加していました。

また、回答してくれた先生全員が、読書をたくさんする子どもとそうでない子どもでは、本をたくさん読む子どもの方が成績が良かったり、礼儀正しい傾向にあると感じていることが分かりました。

 

Book&Toyプロジェクトは、2018年もラカイン州、マグウェ管区、バゴー管区などの小学校、寺子屋学校にミニライブラリーを寄贈していきます。引き続きご支援をお願いいたします。

Book&Toy事業は、おもちゃ美術館および皆さまからのご支援で行っています。

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