報告者:フエ事務所 Nhu
BAJは、ベトナム・フエ市の小中学校3校で、環境教育をおこなっています。
コロナパンデミックがようやく収束に向かう中、市内の小中学校での環境教育もようやく対面で行うことができるようになりました。
この9月、子どもたちが自分たちの生活に欠かせない地元フエの水資源の現状を理解し、その環境を守っていくことの大切さを知ってもらうための授業を行いました。なお、9月からの新学期に合わせて、新たな子どもたちも環境授業に参加してくれました。た、今回の環境授業とあわせて、BAJが2005年から日本からのサポーターからの資金で、年1回フエの子どもたちに授与している、「輝けアジアの子ども基金」の奨学金授与式も行いました。
本記事では、9月15日にファムクアンアイ中学校の6年生から8年生、9月21日にトゥイスアン小学校の4年生と5年生(*)合計97人を対象に、「水の奇跡」をテーマに行った授業の内容を報告します。
(*)ベトナムの教育制度は、小学校が5年間(1年生~5年生)、中学校が4年間(6年生から9年生)です。
子どもたちはこれから行う授業の説明を聞いています!
子どもたちは水の性質の質問に熱心に答えていました!
あるグループの発表内容です。
「私の地元の水源は、ここから数百キロ離れた山からきています。私の家はその水源を使用していますが、人々の意識がまだ限られているため、汚染され始めています。その水源は徐々に枯渇し、驚くほど汚染されています。現在、その水は地下水をくみ上げて利用していますが、現在、くみ上げられるのは土や泥だけです。さらに、人々の意識の欠如により、利用される水の量がますます少なくなっています。水道使用後は蛇口を閉める、水源周辺のゴミを掃除するなど、水源の汚染を抑えるための対策を協力して行う必要があります。」
授業の最後には、皆んなで一生懸命話し合って発表してくれた子どもたちに、プレゼントが配られました。
プレゼントをもらえて嬉しい!
今回の授業の後、子どもたちから喜びの声がたくさん寄せられました。
「今日の授業はとても興味深かったです。『水の奇跡』というテーマで水のことをたくさん学び、水を節約する方法も学びました。次の授業でももっと新しい事を学べることを願っています。 BAJの皆さんに感謝します。」
「今日の授業はとても楽しかったです。水を節約したり、水資源を保護することが大切であることを学びました。次の授業では、もっと面白いゲームができることを願っています。今回の授業を行ってくれてありがとうございます。楽しく学ぶことができました。本当にありがとうございました。」
「今日の授業で多くのことを学びました。たとえば、私たちの水は "フォン" 川から来ていること、水資源を守るために何をする必要があるか、どのように水を節約するかなどです。最後にとても素敵なプレゼントもいただきました。役に立つことをもっと学んでいきたいです。この授業を企画してくれたBAJの皆さんに感謝します。」