報告者:東京事務所 新石
BAJでは、昨年、名古屋の高校生ボランティア団体どえりゃあWingsと、フエの小中学生の子どもたちとのオンラインによる交流授業を初めて実施しました。フエの教室と日本の高校生たちをオンラインで結び、日本の紹介と環境問題をいっしょに考える内容でした。
今年も、昨年と同じく日本の紹介と環境問題を考える内容で、3月22日から3月29日の間の合計4回、トゥイスアン小学校の4年生と5年生、ラムモンクァン中学校の6年生と7年生、ファンカムアイ中学校の6~8年生の合計155人の子どもたちが、どえりゃあWingsの高校生たちと交流授業を行いました。本記事では、これらの交流授業の様子を報告します。
(*)ベトナムの教育制度は、小学校が5年間(1年生~5年生)、中学校が4年間(6年生から9年生)です。
「今日はいっしょに楽しみましょう!」とお互い挨拶をした後、日本の高校生から日本紹介を始めました。日本の紹介は、4択クイズ形式で5つの問題を出し、子どもたちはグループに分かれて回答します。1問ごとに正解を発表し、それぞれの問題の内容についてやり取りをしました。
日本についての問題は、例えば…
【問題】2021年、日本では何回の地震が発生しましたか。
①24回、②224回、③244回、④2424回
<話し合いの様子>
グループごとに話し合った結果を発表するときに、今年もベトナム語ではなく英語で発表する中学生がいました。
今回の授業の後の子どもたちの感想です。
「今回の授業はとても楽しく、役立ちました。 今日、私は日本の高校生の皆さんと交流して、日本について学び、ゴミ問題についても話し合いました。 次回の授業でも、今回の授業のように新しくて役立つことをよりたくさん学びたいです。 BAJの皆さんに本当に感謝しています。」
「日本の高校生の皆さんといっしょに勉強したり、たくさんのゲームをしたり、プレゼントをもらったりできて、とても嬉しくてわくわくしています。 日本についてたくさん知り、グループで考えるという方法を学びました。 今度は、ベトナムについてもっと知って欲しいです。 BAJの皆さん、新しい知識を得ることができる授業をしていただいてありがとうございました。」
「今回の授業では、日本の高校生の皆さんととても楽しく交流をすることができました。 ゴミが与える有害な影響と、ゴミを減らして環境を保護する大切さを学びました。 BAJの皆さんに感謝します。 次の授業では、廃棄されたペットボトルからプラスチック廃棄物をリサイクルする方法を学びたいです。」
昨年、高校生ボランティア団体のどえりゃあWingsさんと出会い、”オンラインで日本とフエの教室をつなげる”授業を始めましたが、今年もどえりゃあWingsの皆さんによる脚本の検討や、クイズ問題の選定、プレゼントの選定や輸送手配などの準備がよかったおかげで、日本とフエの教室との交流をより深めることができました。ぜひこれからもいろいろな形で、日本とフエの教室との交流ができるような活動を継続していきたいと思います。