報告者:フエ事務所Cam、Nhu
BAJベトナムでは毎年この時期、新年(テト)を迎えるにあたり、生徒たちが寄付者にお祝いと感謝の気持ちを伝えたり、アジ子サポーターの皆さまに贈る小さなプレゼントを作ったりできるよう、サンクスレター作成の授業をおこなっています。
今年のレターはベトナムのお年玉「lì xì(リーシー)」を模して作りました。また、ネコヤナギの花の工作もいっしょにおこないました。
この授業は生徒たちの創意工夫と創造力を養うだけでなく、ベトナムの伝統的な新年の文化を見直し、日本の寄付者に紹介する文化交流活動でもあります。
【ベトナム人にとってのネコヤナギとテトの縁起物の意味】
ベトナム人は、テトのネコヤナギは幸運、幸福、繁栄を表すと信じています。小さなネコヤナギのつぼみには出産の意味もあり、家族に幸運と繁栄に満ちた新年をもたらすとされます。特に赤い花には、幸運と順調な発展を願う意味があります。
元旦にお年玉をあげる習慣は、新しい年の最初の日に良いことや幸運が訪れるようにという願いが込められています。大人が元旦に子供に福銭を贈るのは、子供の健康や幸運、学業や仕事の成功を祈るためです。子供たちから、尊敬、愛情、願いが込められた福銭を受け取った高齢者は、より多くの祝福と長寿を得ることができます。さらに、この伝統は、同僚、友人、隣人たちがお互いの新年の幸福を祈ることにも広がっています。
【授業の方法】
授業では子どもたちを2グループに分けました。
グループ1は、ネコヤナギを作り、寄付者に送る願い事を書きます。グループ2はお年玉袋を模した封筒を作り、飾り付けをします。
ネコヤナギは針金と包装紙でつくりました。
【さいごに】
子どもたちの感想を紹介します。
「今日のレッスンはとても楽しかった。忍耐と工夫が大切! 次回のレッスンで日本の生徒と交流するのが楽しみ。サポーターの皆さまに感謝します」
「今日は『幸運を呼ぶお金』の封筒の作り方とネコヤナギの作り方を習いました。サポーターの方へ贈り物を作るのはとても楽しく、やりがいがあります。次のクラスでは、もっと面白いことをやって、もっと多くのクラスを開催してほしいです」
「先生たちとお話しながらプレゼントを作ることができて、しあわせな時間でした。このような授業をもっと受けたいと思います。サポーターの皆さん、新年、本当におめでとうございます。アケマシテ オメデトウ アジコ」
「今日のレッスンは本当に素晴らしかったです。ネコヤナギの作り方を習いましたが、とても面白かったです。アジ子サポーターにいつか会いたいです」
アジ子サポーターの皆さま、子どもたちからのお年玉とネコヤナギがお手元に届くのを楽しみにお待ちください!
【追伸】
ラムモンクァン中学校では前回つくった菜園の野菜がかなり成長していました。
トマトの苗は実をつけ始め、ひょうたんとルファの苗も急速に成長しています。
生徒たちは毎朝、庭の植物に水をやり、とてもよく手入れをしています。
サポーターの皆さまに感謝申し上げます。
●この活動は、輝けアジアの子ども基金 のご支援や皆さまからのご寄付によって行われています。
現在、BAJでは輝けアジアの子ども基金サポーターを募集中です。
年に一度、子どもたちから手紙や工作が届きます。オンライン授業参観も計画中!
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