報告者:東京事務所 新石
5月11日、20日にフエのラムモンクァン中学とファムクァンアイ中学にて、さまざまな大気現象について学ぶ環境教育授業をおこないました。3月末からフエでは対面での活動が可能になっています。
名古屋の高校生たちとの交流授業でも話題になった「気候変動」は、一昨年大規模な洪水に見舞われたフエの子どもたちにとって大きな関心を集めています。今回は、自然災害を含めた大気現象一般について学ぶ授業をおこないました。
(クラスを4つにチームわけしました。それぞれのチーム名を考えます。ここは「マリン」チームとのこと)
子どもたちが楽しく参加できるよう、チーム対抗戦のクイズ形式でおこないました。ベルを各テーブルに設置して、早押しで回答を競い合います。
(机を動かして、4チームにわかれて競い合います)
(ベルを鳴らして回答します。いわゆる早押しクイズです)
さまざまな気候の特徴はもちろんですが、昔から伝わる気象にまつわる諺や言い伝えなども紹介しました。日本語訳が難しいですが、「秋の冷たいそよ風」「7月に飛ぶトンボ」という表現があるそうで、これは「嵐が近い」を意味するそうです。こうした言葉は、昔からの自然風土が維持されているからこそ伝承されていくものだと思います。興味深いです。
また人間が利用するエネルギーが気候に与えている影響についてもクイズ形式で学んでいきました。
(なかには難しい問題もあります)
ワイワイとした教室の雰囲気がもどってきました。次回は夏休みの特別活動です。教室を飛び出して、伝統的な紙の花をつくっている村を訪ねる計画です。昨年、一昨年とコロナの影響でがまんの時がつづきました。今年の夏は地域の自然環境や文化をたのしく学べる活動をますます活発におこなっていきたいと思います。
(授業の感想を書く子どもたち。次回の夏休みの活動が楽しみとの声が多かったです)
●この活動は、輝けアジアの子ども基金 のご支援や皆さまからのご寄付によって行われています。
現在、BAJではマンスリーサポーターを募集中です。今年度から特典をリニューアル。
上記の交流授業のような、サポーターのみなさまが参加できるオンライン授業参観を年1回程度やっていきたいと考えています。ぜひこの機会に入会をご検討くださいませ。
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