報告者:フエ事務所 Nhu
BAJは、ベトナム・フエ市の小中学校3校で、環境教育をおこなっています。
新型コロナウイルスの影響で2月上旬から学校が休校していましたが、フエ市では4月27日から中学校が、5月4日から小学校と幼稚園が再開しました。
5月16日、フエ市のランモンクアン中学校の6年生と7年生(*)合計41人を対象に、プラスチックを再利用(リユース)して環境を保護する大切さと、野菜を育てる楽しさを身近に感じてもらうために、使用済みのペットボトルを使って野菜を育てる授業をおこないました。
(*)ベトナムの教育制度は、小学校が5年間(1年生~5年生)、中学校が4年間(6年生から9年生)です。
今回は、ペットボトルで育てられる野菜として、「緑豆もやし」と「ねぎ」を紹介しました。
はじめに、子ども達に、ペットボトルを使った野菜の育て方について説明しました。
<緑豆もやしのサンプルを見せながら説明>
つぎに、実際にペットボトルの使用して、緑豆もやしとネギを植えました。
ペットボトルから水を出す。
ペットボトルの周りにタオルを巻いて完成!
【ねぎ】
ペットボトルでプランターをつくる。
土を入れる。
ねぎの苗を植える。
<キャベツのサンプル>
授業の後は、子ども達には緑豆もやしの種やネギの苗が入ったペットボトルを持って帰ってもらい、育つ様子を観察して、写真を撮ってBAJ環境教育のFacebookのページで私達に知らせてもらうことにしました。
<子ども達に、BAJ環境教育のFacebookのアカウントを紹介>
授業が終わって、グループで集合写真を撮りました!
大きく育つといいな!
今回授業を受けた子ども達からは、喜びの声がたくさん寄せられました。
「今日の授業はとても役に立ちました。ペットボトルを再利用する多くの方法を学ぶことができ、友達といっしょにペットボトルで野菜の種を植える経験もできました。これからも、このような授業をもっとして欲しいと思います。」
「世界中でたくさんのゴミが捨てられることで環境が破壊されていることを、これまでも学んできました。しかし今日、私はこれまで知らなかった、緑豆もやしやねぎといった野菜をペットボトルで育てることでプラスチック製品を再利用する方法を学ぶことができました。この授業はとてもおもしろく、役に立ち、理解もしやすかったです。環境を学ぶ学生として、サポーターの方々に感謝します。とても楽しくて幸せです。」
「この授業は非常に役立つと思いました。今回学んだ方法でペットボトルを再利用でき、環境を保護できると知ることができたからです。」
「この授業はとてもおもしろかったです。私たちの生活に身近な方法でペットボトルを再利用できるという、とても有用なことを学びました。」
子ども達に環境を保護することの大切さをより深く学んでいってもらうために、これからも様々な角度から環境教育を継続していきます。
●本事業は、公文国際学園高等部有志のご寄付、キヤノン(株)、輝けアジアの子ども基金サポーターのご支援により実施しました。
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