ベトナムの活動ACTIVITIES OF VIETNAM

世代を超えて、
地域の暮らしと環境をまもる

近年急激な経済成長を遂げたベトナムですが、一方で格差が広がり、経済発展から取り残されている人々も大勢います。BAJは、そうした人々を対象にした収入向上の支援や、子どもたちの教育支援をおこなっています。また、子どもと大人や、都市と農村地域に住む人々の交流を図り、地域の伝統産業と環境をまもるとともに、人々が生き生きと暮らせる地域社会の実現を目指して活動を進めています。

なぜベトナムで活動するのか

BAJは設立当初から、ベトナムの孤児院や障害児施設への寄付を行ってきました。近年、経済発展のニュースばかりが目立つベトナムですが、その影でまだまだ困難を抱えて生活している人がたくさんいます。彼らが将来に夢や希望を持って、生き生きとたくましく育っていけるよう、BAJは環境活動などを通して、困難に打ち勝つ心の強い子どもを育てることを目標にしています。子どもたちに自分たちが住んでいる地域をよく知ってもらい、地域に誇りを持ってもらうことで、彼らが大人になったときに生まれ育った地域のために活躍できる人材を育てたいと考えています。

ベトナムでの歩み

1982年、ベトナム戦争で激戦地となったクーチに生活支援用の発電機を贈ったことをきっかけとし、ホーチミン市の障害児の支援や都市部のごみ調査、日本のごみ収集車の寄贈などを進め、2002年からは駐在員を派遣しベトナムでの本格的な活動を始めました。これまで、ホーチミン市、クイニョン市、フエ市などの貧困地域で、生活インフラ整備、ゴミの分別収集、子どもたちの学習支援、マイクロクレジットで家計の支援をおこないました。2013年にホーチミンでの活動を終了し、現在はフエで活動をしています。フエは都市化に伴い、豚の糞尿の臭いや川、土地の汚染が問題となっていたため、BAJは養豚農家を回ってバイオガスダイジェスター(BD) の設置とともに、その過程でできる堆肥や液肥を活用した有機野菜の栽培を農家と一緒に進めました。2014年、零細農家の収入向上とフエ市民への安全で美味しい農畜産物を提供するため、直売所を市内にオープンしBAJと農家が共同で運営しています。

ミャンマーとベトナムで活動を続ける
国際協力NGOブリッジエーシアジャパンを
ご支援ください

※BAJは認定NPO法人です。
すべてのご寄付は寄附金控除の対象となります。

ベトナムってどんな国?

インドシナ半島東部にあるS字型の国がベトナムです。北は中国、西はラオス、カンボジアと国境を接し、東は南シナ海に面しています。 人口の約9割はキン族と呼ばれる人たちで、そのほかにタイ族、ターイ族、ムオン族、クメール族、華人など50以上の少数民族が共生する多民族国家です。

国名 ベトナム社会主義共和国
国名(英語表記) Socialist Republic of Viet Nam
首都 ハノイ(英語表記:Hanoi)
人口 約9,270万人(2016年、越統計総局)
面積 32万9,241平方キロメートル
人種・民族 キン族(越人)約86%、他に53の少数民族
言語 ベトナム語
宗教 仏教、カトリック、カオダイ教他

出典:日本政府外務省ホームページ

ベトナムで実施したBAJの活動成果(1991年~2016年)

横にスクロールしてご覧ください。

プロジェクト年代概要
孤児院の支援 1991年〜1993年 食糧費支援、薬・栄養剤支援、レクリエーションプ
ログラムの支援
戦争からの復興支援 1991年〜1994年 帰還民への職業訓練プログラムにおける物資調達の
支援、ストリートチルドレンの職業訓練学校支援
中古ゴミ収集車寄贈 1992年〜1994年 ゴミ処理の調査実施、中古ゴミ収集車29台寄贈
盲学校でのマッサージ
セミナー
1998年〜2002年 マッサージセミナーの開催、マッサージルーム併設、
ベトナム語点字テキスト作成、点字印刷機寄贈、
日本からマッサージ講師団派遣
貧困地域改善 2002年〜現在 水浴び場、街灯、トイレ、簡易浄化装置、学校など
の設置・建設
貯金活動、マイクロクレ
ジット
2003年〜2009年 ホーチミン市、フエ市の貧困地域を対象に収入向上
プログラム・貯金活動を実施
性感染症検診・治療 2005年 性感染症の危険性や予防などの啓発セミナー、性感
染症の検診・治療の実施
バイオガスダイジェスター
普及プロジェクト
2011年〜現在 フエ市の養豚農家を対象に家畜糞尿を活用したメタ
ンガス発酵槽の設置

ミャンマーとベトナムで活動を続ける
国際協力NGOブリッジエーシアジャパンを
ご支援ください

※BAJは認定NPO法人です。
すべてのご寄付は寄附金控除の対象となります。