ミャンマーの活動ACTIVITIES OF MYANMAR

違いを超えて、
人材育成と技術支援とインフラ整備を

民主化に向け一歩を踏み出したミャンマー。停滞していた時間を取りもどそうとさまざまな取り組みを開始していますが、その基盤となる人材が育っていません。また130以上を超える民族がひしめく国内では、民族間の紛争が絶えません。民族の融和と人材育成はミャンマーの喫緊の課題であり、BAJは技術移転を進めながら活動をおこなっています。

なぜミャンマーで活動するのか

さまざまな民族を抱えながら民主化を進めようと踏み出したミャンマーですが、解決しなければならない課題はたくさんあります。BAJが活動するバングラデシュと国境を接するラカイン州には、さきの第2次世界大戦で日本軍も侵攻しました。とくに1944年のインパール作戦では多くの犠牲者を出しましたが、犠牲者は日本人だけではありません。日本軍と戦ったインド兵を中心とする英国軍や、戦場となった地元住民も大きな被害をこうむっています。半世紀を越えてBAJはこの地域での活動を開始しました。戦争ではなく平和のために。軍隊ではなくNGOとして。

ミャンマーでの歩み

1991年から数年間にわたり、ラカイン州のモスリム住民約25万人がバングラデシュへ難民となって流出しました。このため国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が仲介して帰還事業が開始され、BAJはUNHCRの要請でこの地域での再定住プログラムに協力することになり、1995年からマウンド―を中心に本格的な活動を開始しました。
BAJでは帰還民と地元住民を区別せず、地元でさまざまな職業訓練の活動をおこないました。地元にある技術と組み合わせながら、トラクターの整備技術や井戸掘削、住民参加による橋梁建設、さらに女性を対象に収入向上を目指した裁縫訓練や、識字、母子保健衛生などの研修をおこなってきました。

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※BAJは認定NPO法人です。
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ミャンマーってどんな国?

ミャンマーは130以上の民族が共生する連邦国家で、
宗教も仏教をはじめ、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、精霊信仰などが混在しています。
面積は日本の約1.8倍ですが、人口は約5,141万人(2014年)で、タイ、ラオス、中国、インド、バングラデシュの5つの国と国境を接し、インド洋に面しています。

国名 ミャンマー連邦共和国
国名(英語表記) Republic of the Union of Myanmar
首都 ネーピードー(英語表記:Naypyidaw)
人口 5,141万人(2014年9月(ミャンマー入国管理・人口省発表))
面積 68万㎞²(日本の約1.8倍)
人種・民族 ビルマ族(約70%)、その他多くの少数民族
言語 ミャンマー語
宗教 仏教(90%)、キリスト教、イスラム教等

出典:日本政府外務省ホームページ

ミャンマーで実施したBAJの活動成果(1998年~2018年)

技術訓練学校卒業生
自動車整備科
建設科
電気工事科
溶接科
その他
387名
166名
308名
262名
87名 合計 1,210名
車両修理・整備研修
実施数
参加者
85回
895名
女性支援事業
裁縫訓練(生活改善・母子保健衛生など)
女性支援ワークショップ
5,945名
2,000名以上
井戸の維持管理研修
開催数
参加者
50回
2,000名以上
建設・修繕した学校校舎 286校
建設した公的施設 16棟
掘削建設した井戸 536本
修理した井戸 465本
建設した橋など 312本(歩行橋・カルバート含む)
建設した桟橋 4本
建設したシェルター住宅 475棟
建設したトイレ・道路など 99件
緊急支援
配布した緊急物資
建設したシェルター
再建・修繕した学校校舎
修理したエンジントラクター
13,733世帯
271棟
109校 
483台

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