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ベトナムの労働傷病兵社会事業省の99年の調査によれば、ベトナムには約500万の障害者がいると伝えられます。これは2005年の人口の約6%に相当します。
2002年の国連開発計画の統計では、国民の識字率は91%と高く、国民一人当たりの総生産高も群を抜く高さですが、一方で障害者の就学率は35%と非常に低い値です。その主な原因は、ベトナム戦争の後遺症としての障害者の比率が高いことや、障害児の教育に対応する教育機関の絶対的な不足や、福祉政策の立ち遅れがあります。
BAJでは、団体設立以前の1980年代から、ろう学校や知的障害児の施設に、主に資金を送って支援を行ってきました。1993年の団体設立以降は、視覚障害児の教育に携わる教員や行政担当者を招聘し、日本での研修を行ってきました。また1997年からは、視覚障害者の就業支援として「日本あんま・マッサージ」の技術をベトナムへ移転しようと、5年間の計画でベトナムでの「マッサージセミナー」を実施してきました。
セミナー受講者のなかから、自らの力で「マッサージ施設」を作って収入向上を図る視覚障害者の人たちが何人か現れ、BAJでは2003年にそうした当事者の障害者5人を日本へ招聘して、同じような施設での研修を行っています。現在、視覚障害者が運営するマッサージ施設は増加しています。

*障害者自立支援事業の一部は,(財)地球市民財団の支援を受けています。
ホーチミン市タンフー区にあるティエンアン盲学校は、中途失明者のフォンさんがフランス留学で触発を受け、ホーチミン市に創設した全寮制の盲学校です。生徒は15〜20歳代までの15名程度の小規模な学校ですが、音楽や水泳などを取り入れ、希望する生徒は高校や大学に進学させるなど、先進的な取り組みを行っています。BAJでは2003年からこの学校の支援を行っており、最近では雇用につながる取り組みとして、希望する生徒にマッサージの指導を行っています。
また、ザーディン知的障害児学校では、職業訓練と自立生活訓練を目的にした料理教室を実施して、子どもたちの支援を行っています。
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