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約20年間続いた内戦で、戦禍を逃れて移動した多くの人は、教育や技術を学ぶ機会に恵まれませんでした。また2000年の停戦合意後、帰還する人が増えていますが、農地の荒廃や機材の不足で、生業である農業や漁業の再生は困難な状況です。
そこでBAJは、こういった問題の解決に向けて、地元の若者を対象に2003年から職業訓練センターをキリノッチ、マンナールに設置し、またワウニア、アヌラーダプラでは職業訓練コースを実施して、技術者の育成を図ってきました。
さらに2005年からは、農業や漁業など住民が生業を再開できるように、機械の貸出しや修理を行なうレンタルショップ事業を実施するために、地元の協同組合と連携することになりました。 |
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BAJでは、地元の協同組合と連携してレンタルショップ事業を行うため、数箇所の協同組合と話し合いを重ねました。その結果、2005年からマンナール県のナナタン郡(人口約2万人)、マンタイウエスト郡(人口約1万人)、ムサリ郡(約2000人、漁業地域)の3箇所の地元協同組合と協同でレンタルショップ運営を開始しました。
実際の運営は協同組合が主体で、マネージャー、会計を担当、技術者として地元の経験者やBAJ訓練センター修了生を雇用し、進めています。協同組合は週ごとに活動報告、月ごとに会計報告をBAJに対して行います。BAJは、レンタル用機械と工具などの機材を提供し、モニタリングを行っています。 |
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ナナダン(政府支配地域)とマンタイウエスト(LTTE支配地域)では農業機械の貸出しを行っていますが、対象者は小さな農地の所有者、あるいは農地を借りて農業を行っている者など低所得者を優先しています。こうした支援ができるのは、内戦中も地域の物資提供の拠点として地域に密着した活動を行ってきた協同組合の信頼と実績があるからです。
また、LTTE支配地域のマンタイウエストには修理工場が1軒もなかったため、農業機械の修理サービスは大変喜ばれています。修理を受けたくても、この地域にあるトラクターは未登録のため政府支配地域への検問所を通過できなかったためです。
レンタルショップの収益金の一部は、子どもたちの奨学金や、スポーツ大会の費用など、地域へ広く還元されています。 |
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