ミャンマーのほぼ中央に位置する「バガン」は、古いパゴダが3000基も立ち並ぶ観光地として有名ですが、遺跡群から少し離れて散在する村々の生活も、昔と変わりません。
近くには火山性の隆起したポッパ山や、滔々と流れるイラワジ川がありますが、この地域一帯の気候は降雨量が年間500〜600ミリと少なく、生活用水の確保に追われる厳しい生活があります。
土壌は砂質で雨水が溜まりにくく、人々は溜池の水を生活用水として利用していますが、乾季には涸れてしまう池も少なくありません。村人は水を確保するために、天秤棒で40キロにもなる水桶を担ぎ、片道3〜4キロを歩いて水を運びます。
1999年にミャンマー政府から、この地域に井戸を掘って欲しいという相談がありました。約20年前に国際機関が入り、多くの深井戸を掘っていますが、現在ではポンプが破損したり機械の故障など、維持管理で支障を来たしています。
またこの地帯の地層は非常に変化しており、帯水層も深いところでは地下200〜300mもあり、井戸を掘るにも相当な技術が必要なことが分りました。
BAJは2000年から、この地域で本格的な「生活用水供給事業」を開始し、新規の深井戸の掘削と建設をはじめ、溜池の修繕や維持管理のための講習会などさまざまな活動を進めています。
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