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2018.09.14 活動報告

活動報告会をおこないました:東京

報告者:東京事務所 鶴田

9月13日(木)、赤坂の日本財団でBAJの活動報告会をおこないました。
タイトルは、「ミャンマーから学ぶ国際協力-第二弾-『若者に未来をつかむチカラを!-BAJパアン技術訓練校の人材育成の現場報告ー』
BAJがミャンマーで運営している職業訓練学校についてです。

今回の講演者、須藤宏(技術訓練学校プログラム・マネージャー)の専門は応用地質学ですので、「ミャンマーを理解する上で、ぜひミャンマーの地形・地質・災害についても紹介したい」という須藤のたっての希望で、第一部「ミャンマーってどんなところ」に、地形・地質・災害の紹介も取り入れてみました。


「ミャンマーにあんな大きな断層があるなんて知らなかった!」

そう、ミャンマーは地震の多い国なのです。


さて本題へ…

このパアン職業訓練校は、カレン州のパアンにあります。
カレン州は60年間以上にわたって政府軍と民族武装勢力との紛争が続いた地域で、2012年に停戦合意が結ばれたばかりです。このような背景から、経済的な理由で学校中退者が多いこの地域で、若者たちに技術を身につけてもらおうと職業訓練学校を2013年12月に設立しました。

コースは「建設科」「自動車整備科」「電気科」「溶接科」の4つがあります。

訓練校の特色は、
-これまで学ぶ機会に恵まれなかった若者を対象にしていること
-日本人の専門家を派遣していること(日本語で、通訳を介して指導をおこなっている)
-全寮制であること(無償提供)
などがあげられます。

これらの特色を活かして、技術を身に付けた卒業生の80%以上が卒業後に職を得ています。


もちろん、課題もあります。
-科によって応募者数の偏りがある(自動車整備科や電気科の応募者が定員に対して非常に多い)
-建設科、溶接科の就労率をどのように上げていくか
-日本人専門家の確保が難しい
-今後どのようにしてカウンターパートである国境省に引き渡していくのか
など。

発表後には参加者からは、
「ミャンマー国内の日系企業に就職していると報告があったが、例えばどのような企業があるのか」
「ミャンマーの学生は暗記中心で応用力が弱い印象があったが、パアン訓練学校ではどうか」
「いまは無償でおこなっているようだが、今後運営を継続していく場合、卒業生からいくらか支払ってもらう計画はあるのか」
などの質問がありました。

今回も30名以上の方にご参加いただき、有意義な時間となりました。
ご参加いただいた皆様、会場をご提供してくださった日本財団様、本当にありがとうございました。


5年目に突入したBAJの人材育成プロジェクト「パアン技術訓練学校」、

今後もご支援、応援をよろしくお願いいたします。


●パアン技術訓練学校運営事業は、日本財団および皆さまからのご支援で行っています。

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