最新情報

最新情報

2017.10.29 活動報告

Book&Toyプロジェクトのご報告 :ミャンマー

報告者:ヤンゴン事務所 塩野目

ブリッジエーシアジャパン(BAJ)では、2016年1月より、Book&Toyプロジェクトを実施しています。おもちゃ美術館との協働事業として、図書とおもちゃをセットした本棚を、3~5年かけて、100か所に寄贈することを目指しています。これまでに、小学校中学年向けの図書約250冊を、各地の小学校、僧院学校へ寄贈しています。

図書は、カラフルで子どもたちが読みやすいレベルのものをヤンゴン市内の書店でスタッフが選び、購入しています。本日は、Bok&Toyプロジェクトで寄贈している図書についてご紹介したいと思います。


子どもたちに特に人気が高いのが、BoBoクイズシリーズです。
中を開けると、右ページにクイズが、ページをめくると裏側に答えが書かれています。
たとえば、下のページでは「1本足で立ち、上下に動くと水が出るものはな~んだ?」
 

ページをめくると「井戸」と答えが。
子どもたちの知見を広げるような内容のクイズがたくさん盛り込まれています。

また、是非子どもたちに読んでほしいのが伝記シリーズ。
こちらは日本財団さんよりご提供いただいている伝記シリーズ第1弾「ウ・タント」です。
アジア人初の国連事務総長であるウ・タントの生涯を分かりやすく漫画形式で紹介しています。
アウンサン将軍について書かれた図書は見かけますが、その他のミャンマーの有名な人物について書かれた伝記はとても少なく、貴重な図書です。

さらに、昨年末にエヤワディの虹様よりご寄贈いただいたこちらの図書。
モン族に伝わる民話の対訳絵本で、こちらも一般の書店では手に入らない貴重な図書です。

また、さまざまなテーマを取り揃えたミニ写真冊子集。
たとえば「乗り物」の本を開くと、
ミャンマーの地方の子どもたちは普段なかなか目にすることのない乗り物など、本を通して想像を膨らませることができます。


さらに、子どもたちだけでなく先生とっても参考になるであろう百科事典のセット。こちらは日本で以前出版されていたもののミャンマー語訳版です。

また、読みやすい絵本もたくさん盛り込まれています。

たとえばこちらの本は、ミャンマー語と英語が併記されています。
最初はミャンマー語で、高学年になったら英語にチャレンジすることもできます。

こちらは、日本でも有名なアラビアンナイト(千夜一夜物語)。ミャンマーでもポピュラーです。

そのほか、規律を守ることの大切さを分かりやすく説明している本もBAJミャンマー人スタッフのおすすめです。


最後に、ヤンゴン事務所ドライバーのNay Myo Aungさんのおすすめはこちら。仏教の38の教えを分かりやすく説明した絵本です。

BAJでは今後も少しずつラインナップを変えながら、より子どもたちの視野が広がる図書を選び寄贈していきます。

●Book&Toy事業は、おもちゃ美術館および皆さまからのご支援で行っています。

お知らせ一覧へ戻る